J2 第17節 横浜FC対モンテディオ山形

湘南戦の大敗とエリゼウの怪我でスタメンの大幅入替えに着手した都並監督。サイドのケアの為に吉田と太田を、バイタルエリアのケアのため山卓と淳を据えて、須藤も投入する荒療治。

前半は荒療治が機能しなかった。初スタメンの吉田は地に足がつかず浮ついた守備を繰り返し、右SHの須藤も動きが重く上手く機能していない様子。余りに選手を入れ替え過ぎて連携もあったもんじゃないよね。14分に左サイドを深く抉られクロスを挙げられると戸川と八田がお見合いをして、後方から走り込んで来た長谷川にヘッドで合わされて小山が動けずに早々と失点をする。湘南戦の悪夢が蘇る。失点した直後余りに動きの悪い須藤と山卓をスイッチし、前線でのタメを作る為に山卓を上げて勝負を掛けるもアンデルソンはハードマークを受けて動きが取れず御給も消えている。流れを引き寄せられないまま山形のリチェーリの怪我により交代した北村にパスミスから奪われたスルーパスからドリブルで切れ込まれシュートを決まられる。リチェーリが良くなかっただけに北村の早さにやられてしまった。前半は0-2で終了する。

後半は機能しない吉田と御給を変えカズと難波を投入しスクランブル体制に、それが当たり3分に淳のCKから難波がヘッドで合わせて1点を返す。その後も両SBを高く保ち攻撃的なシフトで攻め込み。14分にまた淳のCKからゴール前の混戦から山卓が押し込んで同点に追いつく。しかしこれにより横浜が消極的な展開になってしまう。山形も勝つにくる為に財前から宮崎に変えると、その宮崎が横浜を突き放す3点目を取る。そうすると横浜の選手のモチベーションは完全に切れてしまった。その後は坂道を転げる様に34分に佐藤に、37分に石井に点を取られ完全に横浜は山形に息の根を止められてしまった。また横浜FCは2-5という大敗をホームで喫する。

2試合で9失点は頂けない。完全に敵チームに研究されて、ポッゼッションという名の玉離れの悪さをハードプレスでボールを奪われ、サイドやバイタルエリアのチェックの甘さをミドルで揺さぶられてしまう様では、今後も勝てる試合が勝てなくなってしまう。GKも補強しなければならないし、DFラインの再構築も必要だし、その前に監督も必要だよね。都並監督のJ2の監督からチームを立て直し、末は日本代表監督を狙う夢物語にはもう付合いきれないし、その出来ない夢の為C大阪や仙台がチームを壊され立て直すのに2.3年無駄にすることの繰り返しを横浜もやってしまったよ。都並監督、監督業は諦めて解説者にお戻りになる事をお勧めしますわ。

三ッ沢公園球技場

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