J2 第9節 横浜FC対大分トリニータ

5連敗中の横浜FC。強豪の大分だがもう負けると後がない。シルビーニョの復帰が心強いよ。

前半は大分がカウンターチームではないので、横浜は自由にやれる部分が多く、序盤から試合を支配しに掛かった。最初のチャンスは５分に西田がゴールネットを揺らすもハンドの判定。しかしその2分後には武岡のヒールパスを西田が受け、それを豪快に蹴り込み先制点を挙げる。いい流れで点が取れたが、9分に大分にPAに押し込まれた所を戸川がチェジョンハンを倒してしまいPKを献上。1度蹴り直しになるが、チェジョンハンに決まられて同点。その後も両チームとも積極的に攻撃を仕掛け、いい試合になっている。ロングボールで裏を取る動きが多いので、スピードが有り緊迫した展開だね。それを崩したのは34分の寺田からのスルーパスに反応した大黒の動きだった。完全に大分DFを振切りシュートを放つのは凄過ぎです。そして横浜が2-1とリードした事により落ち着きを取り戻す。これにより横浜FCは前半を2-1で折り返した。

後半は完全に大分にペースを持っていかれるが、大久保、戸川、金が辛抱強く中央のディフェンスを固めて凌いでいた。何度かカウンターを仕掛ける場面も有ったが、終始大分に押し込まれていた。大分はキムボギョンにボールを回し、彼の決定力に掛けていたが、いいシュートも大久保に防がれたり、枠に飛ばなかったりでチャンスに繋がらなかった。大分は早めに攻撃的な選手の交代で現状の打開は計るが、集中して守る横浜のDFを切り崩す事には至らなかった。そして横浜FCは6試合ぶりの勝利を2-1で締めくくった。長い長いトンネルを抜けた気分だね。

タグ：大分トリニータ 横浜FC