俺たちフィギュアスケーター [映画]
【ストーリー】マイケルズとマッケルロイはアメリカ・フィギュア男子シングル部門でのライバル同士。マイケルズは筋肉質（？）でワイルドな演技でまるでロックスター風で実はセックス依存症。マッケルロイは繊細で女性的な演技をする。対極的な二人が大会で共に1位となるが、その表彰式で乱闘を始めてしまい、メダルは剥奪され、スケート界から永久追放されてしまう。二人はそれでもスケートの世界を忘れられずにいた。そんな時マイケルズのストーカーから規定により二人はシングル部門以外なら復帰できると聞かされ、フィギャア初の男子ペアを組むこととなる。この映画はアメリカお得意スポ根お下劣コメディーです。前に”ドッジボール”というお下劣スポ根物がありましたが、それと甲乙付けがたいおバカムービーに仕上がっています。みうらひゅん氏大絶賛の作品です。
この二人がアホアホでいいんですよ。メタボで動けそうもないスケーターとは絶対見えないマイケルズ。そのコスチュームも70’Sでいい感じだし、女好きでセックス依存症で自堕落な生活をするし、マッケルロイは繊細で努力家で最初の白鳥のコスプレも彼に似合っていて良かったね。でも二人ペアを組むことにより、毛色が異なる二人がなぜかフィットしてしまう。リフトのときマイケルズの股間を鷲掴みにして持ち上げるマッケルロイの顔もおもろかった。しかも北の首領様も恐れる必殺技も飛び出てしまうんですから素晴らしい。
おバカなスポ根物だけど、なぜか青春を感じさせてくれるような変な感じがあるのが不思議です。さすがドリームマークス。ストーリーが破綻してしまうようなおバカ映画を見事に纏めてしまっているのは素晴らしいです。
おバカ全開の映画なので見る人を選ぶかもしれませんが、嵌れば馬鹿笑いできること請け合いの映画です。劇場でガンガン声をだして笑ちゃいましょうよ。演る方もおバカなら、見る方もおバカになれば最高に楽しいですよ。
- 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
- メディア: DVD
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