秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE II〜私を愛した黒烏龍茶〜

【ストーリー】世界征服を企む貧乏ベンチャー秘密結社“鷹の爪団”は、レオナルド博士の作成したスーパーセントウロボでDXファイターに挑むも、ロボの特性であっさり基地ごと破壊されてしまう。
その仕返しに吉田君はDXファイターの拠点のDXカンパニーをサイバー攻撃すべく、レオナルド博士特製のメカでサイバースペースに侵入するも、DXカンパニーが日本征服を企てるMr.Aに乗っ取られてしまい、DXファイターは正義の味方の座を追われ島根の山奥に逃げ込んでしまう。そして鷹の爪団はサイバースペースでMr.Aと戦う事になる。
古墳ギャルのコフィー ～12人と怒れる古墳たち～も同時上映です。

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この作品はFLASHで製作された『秘密結社鷹の爪 THE MOVIE 〜総統は二度死ぬ〜』のMOVIEシリーズ第2弾です。前回と同様予算の残量が解るバジェットゲージシステムも画面に左隅に装備しています。これにより安心して予算管理が出来ないのが蛙男商会です。無駄なCG等で予算を使い果たし、効果音や映像が貧弱になると、プロダクトプレイスメントによる広告収入により、広告だらけになるがまともな進行になる効果は笑いのツボとなっておりますね。観る者を巻き込む観客参加型の仕掛けは積極的に入り込むとより映画を楽しめていいよね。

鷹の爪団の団員達の脱力ギャグは健在で、終始笑い通しの作品で、笑いすぎで腹が痛くなる程です。サイバースペースでの戦いの他、それとは無縁である島根県でのドタバタも又楽しい。続編は良くないのが定説だがそれをも仰臥する程のFROGMAN氏の才能には頭が下がります。

吉田君の出身地の島根でのネタには笑かしてもらいましたね。元のサブタイトルが’島根より愛をこめて’というくらいなので、吉田君やFROGMAN氏の島根に対する愛憎がまたネタになり楽しませてくれます。そして島根の地域のヴァリューが上がれば日本が救われるってのもいい。

何も考えずに笑うのには最適な映画です。出来たらカップルで行くと映画の楽しみの幅が広がるし、また一人でも充分に映画の波に身を任せて楽しめていい。最高のおバカムービーです。

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