レ・ミゼラブル

【あらすじ】19年の服役後、仮釈放となったジャン・バルジャン。彼は宿を借りた司教の家の銀器を盗むが、司教はバルジャンを許し、バルジャンは実も心も生まれ変わることを決意する。8年後、彼は市長にまでなっていた。バルジャンはファンテーヌという娼婦と知りあい、彼女の娘・コゼットを里親から取り戻すと約束をする。しかしある刑事の出現をきっかけに、彼の過去が暴かれることとなり、彼は自分の正体を告白し、コゼットを連れて逃亡する…。(gooより)

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ミュージカルの不朽の名作の映画化です。ストーリーも申し分なく、キャストも実力者揃い。少女時代のコゼット役の子が、レ・ミゼラブルのイコンの少女そっくりなのが驚きでしたね。

素晴しい作品でした。出演者の歌も上手いし、（ラッセル・クロウは微妙かな）演技の素晴しさが秀逸でした。アン・ハサウェイが「プラダを着た悪魔」の時はただのお嬢さんにしか見えなかったが、時が経ち演技に厚みが増し、作中前半とラストしか出ていないのに、彼女の存在感は凄かった。ラストに出て来た時はもう涙無くては見れないシーンでしたね。ジャン・バルジャン役のヒュー・ジャックマンも良かったが、それを上回る名演でした。アン・ハサウェイの為の映画と思えてしまう程だ。この３人の名優の影に、若い２人の役者さんは大変だわな。

でも逆にヘレナ・ボナム＝カーターの負の意味での存在感も凄かった。彼女ノリノリだよな。
テム・バートン監督に彼女主役でレ・ミゼラブルinダークサイドを撮って欲しいくらいだよ。

素晴しく涙無くしてみれない作品なのですが、時代が時代なのでコゼットを守って来てくれた人々が死を迎えてしまい、作品が重過ぎるのでリピートはキツイ作品と成ってしまったかな。

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