プライドと偏見 [映画]
【ストーリー】18世紀後半の英国。田舎町に住むベネット家の5人の娘たち。当時は父親が亡くなると女子に相続権が無く、財産は遠縁の男性が継ぐ為、両親は姉妹に有利な結婚を望んでいた。近所の館に富豪ビングリーが越して来たと聞く。その数日後、舞踏会が開かれピングリー氏はダーシーと共に出席する。エリザベスは舞踏会で踊らないダーシーが気になるが同時に反発する・・・・
「ブリジット・ジョーンズの日記」の基になったジェーン・オースティンの小説「高慢と偏見」を、英国の美しい田園風景を背景に映画化したラブストーリー。ベースはBBCで放映されたドラマがベースとなっている様です。(見てない)
キーラ・ナイトレイの中性的な美しさはいいですね。恋愛に対してクールで皮肉な言動が多い次女役としてマッチしていました。引っ込み思案の長女役の女優さんも奇麗でした。だた3人の妹が軽すぎる面が何とならんのだろうか。
ただ2時間で表現するには短過ぎた感が有ります。階級社会でない日本で育ったので階級の違いがピンと来ないのですが、階級格差のハードルが全然表現されていない様な気がします。ただ淡々と進み障害があり恋が燃え上がるという感じではなかったので、そこら辺を期待してしまったんですが、軽い笑いもあり充分楽しめる無い様ですね。
結婚と捉え方がこの映画のテーマとなっていますが、恋愛映画というよりライトなコメディ映画として仕上がっています。エリザベスは永遠の愛を夢みて打算的な結婚を拒みますが、現実はそのように進まない。ダーシーは気になるが周りの評判ばかり気になりダーシーの本心を計りかねる部分に苛立つ。結婚という人生を左右する決定に悩む。
まあすべてはエリザベスの独りよがりなプライドと偏見だったのだが、その辺りが充分でていたのかなと思います。
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