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デス・プルーフ in グラインドハウス [映画]

【ストーリー】あるテキサスの田舎町。DJのジャングル・ジュリアは女友達2人と共に車を飛ばし、お気に入りのバーに来ていた。しかしバーに入る直前に不気味な黒のシボレーを見かける。彼女達は男友達と共に盛り上がっていたが、カウンターからスタントマン・マイクが彼女達を見ていた。そして酒が進むうちに彼女達はマイクへの警戒心を緩めて行った。そして14ヶ月後、テネシー州の田舎町。キムやソーイの女性4人は映画の撮影の合間に、クルママニアのキムが目をつけた車の試乗をする事に、しかし彼女達が乗った車をスタントマン・マイクが目をつけ追跡する。
この映画とプラネット・テラーは企画として1連の作品として作られた。2本立てという設定で作られていながら、日本の配給会社は分けて公開するという愚挙に出てしまい楽しさ半減。 監督はクエンティン・タランティーノです。今作は監督が好きだった60,70年代にB級映画を2,3本立てで公開していた映画館(グランドハウス)をモチーフにして作られ、そこで公開されてた様なB級映画に対して監督がオマージュを捧げた作品であり、古いB級映画を再現する為にフィルムへの傷の加工やノイズの加工がなされています。タランティーノのこだわりが満載。 映画は2部構成で前半は若いお姉ちゃんの会話が主でアクション要所は薄い、ただこの会話を長いと感じてしまうとこの映画に良さに乗って行けないかもね。タランティーノが仕掛けた会話の罠の中にB級映画らしい猥雑さや稚拙さをいい感じで盛り込んでいます。Barでの女とマイクと絡むシーンはその背後に何かを期待させる様な感が良いですよね。おバカらしくていいよ。 そして後半は一転してカーチェイスのド迫力の連続。キムとソーイが憧れのダッチ・チャージを見つけ、チアガールの女の子をオーナーの元に残しに試乗をする。そしてカースタントのマネをしているうちに、スタントマン・マイクに見つかり追走される。そのチェイスがカッコいいですよね。半端じゃないぶつかり合い。でも今の女はそんなもんじゃ怖がらない。反撃のためとことんマイクを追い込んで行く姿は凄いの一言。そして耐死仕様がアダとなるんだよね。 いや〜〜。おバカとハードなスタントの連動。楽しませていただきました。タランティーノの趣味だけで作った映画ですがその世界を見事に作り上げた監督に脱帽です。ここまで悪のりをされちゃうと何も言えないね。タランティーノ監督って足フェチでチアガール好きなのかな?
デス・プルーフ プレミアム・エディション

デス・プルーフ プレミアム・エディション

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • メディア: DVD

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カシムさん、こんばんわ。
昨日、ソネットブログをはじめたマルコメXです。

わたしも、さっそくの記事に「グラインドハウス」について書いたもんですから、同じテーマの人を検索してとりあえず挨拶に回ってます。

ところでエンディングの絶頂感でいうと、「デス・プルーフ」が、「プラネット・テラー」よりも上回ってますね。
by (2007-10-01 20:02) 

カシム

マルコメX様
nice!とコメント有り難うございます。
「デス・プルーフ」と「プラネット・テラー」はセットで生きるので両方とも同時公開して欲しかったです。
by カシム (2007-10-02 22:07) 

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