アメノナカノ青空 [韓国映画]
彼女の生まれてこのかた病院の入退院を繰り返し’13階の住人’と言われる程、学校にも満足に行けず友達もいず雨の中の様な人生だった。
しかし仕組まれた出会いとはいえ大学生のヨンジェとの過ごす楽しい日々が、彼女の人生の中に一筋の青空の様に差し込んだ。
まず最初にこの邦題をつけた配給会社の人にNICE!を送りたい。原題'・・・ing'ではダメ。この題は最高にいいです。
良いですこの映画。有名な俳優や派手な演出もなく。ただひたすらに、母と娘の深い愛情と、そこに飛び込んで来た階下の住人のヨンジェとの交流を描いている。ミナはヨンジュのストーカーまがいのアタックに困惑しながら無邪気で明るいヨンジュ次第に惹かれていく。内気だったミナがヨンジュと出会ってから明るく活気になっていく姿良かったよ。でもそこに指す暗い陰。韓国映画の王道パターンなんだけどついつい引込まれてしまいます。ほのぼのとして可愛いです。ある早朝ミナが’幸せな瞬間を残したい’とヨンジェのカメラで写真を撮るシーン泣かせます。ハワイでウミガメと泳がしたかった。感情移入しっぱなしです。本当に良い映画です。
ド派手なお正月映画に疲れたとき見に行って欲しい映画です。
親切なクムジャさん [韓国映画]
評価65点
パク・チャヌク監督による復讐三部作の完結作です。
「オールド・ボーイ」や「復讐者には憐れみを」から比べると暴力描写や謎解きは控えめ。
前半は誘拐殺人の汚名を着せられたクムジャさんが復讐のため刑務所で信頼を得たかが中心で親切さをアピール。
後半は復讐を果たす為に刑務所仲間の協力のもと行動するのですが、最後はこうくるかとちょっと裏切られましたが、
もう少しシンプルにした方が見やすかったかな。復讐は空しいものとういう部分は3部作共通した物ですね。商業的な面を優先したため暴力シーンや残虐なシーンを控えた感が否めない。親切とは恐ろしい。
復讐者には憐れみを [韓国映画]
評価60点
今週末公開『親切なクムジャさん』のパク・チャヌク監督の復讐3部作の2作目。
なぜ新宿武蔵野館までこんな映画見に行ったかって?
ただ俺の好きな女優のペ・ドゥナが出演しているので見たんだが、
パク・チャヌクお前ペ・ドゥナの良さ分かってないし、客寄せのために出演させたな。
天然物の極上のボケ女優を活かさず、ただいたぶられるだけの汚れ女優なら他に探さんかい。
ペ・ドゥナのハードなベットシーンが売りでもね。ペ・ドゥナは体が貧弱なのでそれ売りになるか?(ちょっと羨ましい。)
内容は工場をリストラをされた耳に障害をもつ青年がその恨みから、工場の社長の娘を恋人と一緒に誘拐する。
しかし青年の故郷で不注意により社長の娘を死なせてしまう。それを知った青年の姉も自殺してしまう。
娘の死を知った工場の社長は2人の居所を突き止め娘の復讐を実行する事になる。青年をそして恋人を。
しかし青年の恋人は共産主義に傾倒していて私を殺すと仲間から制裁を受けると警告されていたが、
社長はその彼女を復讐により殺害する。しかしその社長も共産主義者からの制裁を受ける。
復讐の輪廻は見ていて気持ち悪くなります。社長がペ・ドゥナを高圧電流でいたぶるシーンは痛いしファンとしては見てられなかったよ。復讐は空しいだけと暗示していますが、この監督は誘拐や監禁そしてその復讐による死しか考えられないのかな見ていて辛いな。最後はどこかに救いが欲しいがそれは用意されていないのがねえ。
私の頭の中の消しゴム [韓国映画]
評価90点
公開前からこの映画は泣くからあかんと思って見るのを避けて来たが今日見てしまったよ。やっぱ泣きました。
チョルスや医師やチョルスの師匠の老宮大工も朴訥で男気があって良かったですわ。チョルスがよかったですわ。
お嬢様育ちのスジンは会社の上司と不倫の果て駆け落ちをしようとするが、駅に不倫相手は表れずある、帰宅の際にコンビニでチョルスと出会う、彼は父親の建設会社の下請けで働く作業員だった.。スジンの一方的なアタックにより恋愛に懐疑的なチョルスは結婚に消極的だったが(理由が良く表れていないが)スジンのペースにハマり結婚する。しかしスジンは若年性アルツハイマー病のため症状の悪化により新しい記憶から消え、愛する夫の事を少しずつ記憶も少しずつ消え生活にも支障をきたし、自分の記憶が定かなうちに夫の元を離れるのだった。
スジンの記憶があやふやになり、事務所に出勤する時チョルスと昔の不倫相手の名前を間違って呼んで、「愛してる」と言うシーン、とてもせつなかったしチョルス寂しさが良く表れていた。別れの手紙の迂闊にも涙が止まりませんでした。それからスジンが姿を消し、記憶を取り戻すときに書いた手紙とその手紙を元にスジンを探し出し、彼女の前で涙を見せたくないのでサングラスを掛けるシーンこれには感動しました。ラストもあまり語らず観客に想像を膨らますような終わり方よかったです。
MUSA 武士 [韓国映画]
HEROを見た後だからか、戦闘シーンもリアルに感じ人間関係も良く描けていてとても好きです。奴隷のヨソルの主人に対する忠誠と明の姫に対する愛憎と姫を守る為にとる戦い。そして元の将軍の義を重んじる姿勢そして奴隷のヨソルを1武士として扱いそのプライドを重んじる姿勢。その対局としてチェ将軍の立場、男達の関係が良く描けていてよい。
ヨソルや元の将軍がいいです。仁義に厚く武芸も達者でいいです。その反面チェ将軍の小さき事、ただ面子を立てる為に行動するだけでヨソルを武人として認めないしね。同じ武侠物だけどMUSAは人の力だけで作られていて地味な部分もあるが、HEROはワイアーアクション中心で派手なエンターテイメント物とは違い楽しめました。
四月の雪 [韓国映画]
四月の雪 (ユニバーサル・セレクション2008年第9弾) 【初回生産限定】 [DVD]
- 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
- メディア: DVD
スキャンダル [韓国映画]
評価60点
’四月の雪’が公開されるまで韓流ブームの火付け役ペ・ヨンジュンの唯一の主演映画だった訳だ。18世紀の韓国の李王朝の貴族達の恋愛を映画いた物だが、お金持ちの貴族の優雅な火遊びって感じだったね。舞台セットも衣装も豪華でその点で見応えがあったが、俳優に思い込みが無かった分回りの観客と違いいまいち引込まれなかったのが本音かな。冬ソナは見ていないので何とも言えんがテレビ越しに見るペ・ヨンジュンとは違いプレイボーイ役が似合っていたと思ったしまうよ。ドラマと映画の格差が売りの映画かも。淡々と酸過ぎていてちょっと盛り上がりに欠けました。
’四月の雪’どうするべ見るべきか見ざるべきかちょっと悩んでる自分がいる。
同い年の家庭教師 [韓国映画]
評価70点
クオンサンウのアイドル映画なのは分かってたよ。映画の中で鍛え上げられた裸を何度もご披露してくれたしね。制服の似合う俳優さん?なのかな。制服を着てる映画が多いよね。今作は相手役のキム・ハヌルを目当てにレンタルしてきました。キム・ハヌルはそんなに奇麗な女優じゃ無いけど独特のダサさがあっていいボケキャラなので楽しみにしたおりました。’彼女を信じないでください’ではいいコメディアンヌぶりだったし、期待感は高かったな。
内容は、気が短くて家庭教師がなかなか長続きしない大学生のスワンが母親から、今度家庭教師を辞めてきたら親子の縁を切るよと言われ、そして母親の裕福な家庭の友人の息子のジフンの家庭教師を引き受ける事に成る。2ヶ月で半年分の学費が稼げると張り切るスワン、その前に表れたのは高校を3度も留年し同い年の高校生ジフンだった。
ジフンは高校生なのにタバコをふかし言葉を悪く、暴力沙汰を起こすなど最悪な生徒だった。スワンはキレる寸前だったが授業料の為と思い、家庭教師を続けるのだった。
スワンのあだ名が’田舎娘’が的を得ていてよかったね。服のセンスも無いし顔立ちも野暮ったいので納得する程、しかも何かとろいしね。その辺が笑えてよかったね。不良達の喧嘩のシーンが多いのがちょっと邪魔かな。最後はヤクザさんかい。クオンサンウの強さを表したいんだろうけど暴力シーンはしつこいかな。でもDVDで楽しむにはいい作品でした。
美術館の隣の動物園 [韓国映画]
評価95点
ハッカビーズを見てしまい俺の頭はカオスに放り込まれたので、リハビリを兼ねてシンブルで好きな映画を見た。
チョルスは軍隊の休暇中に恋人タヘのアパートを訪ねる。チョルスは花を買い部屋を奇麗に掃除し溜まった家賃を払い彼女の帰りを待っていた。しかし帰ってきたのは見た事も無い女性のチュニ。彼女はがさつで掃除嫌い、お風呂嫌い、歯もみがかないで片想いばっかりしている結婚式のビデオカメラマンのチュ二だった。几帳面な彼とがさつな彼女。反発し合っている2人。チョルスは捨てられた彼女と連絡を取る為にチュ二の家に10日間休暇の間、家賃は払ってるけど居着く事に成る。チョルスは元彼女の事を忘れられず、チュニは片思いの議員秘書にアタックしようとするがうまく行かない。そしてチュニの書き上げている恋愛映画のシナリオを恋愛経験の少ないチュニチョルスの2人で書き上げて行く事に成る。そしてシナリオの劇中劇とリンクして映画が進んで行く。気が強くいがみ合い反発する2人とシナリオの中の引っ込み思案で物静かな2人。これがいいアクセントとなっていていいね。
チョルスはがさつなチュニを全く女として見てないし、女と思っていないんですわ。仲間というか同級生みたいな2人。まあ年もほぼ同じですがね。男の前なのに化粧もせず、チョルスの作ったチゲをきゃきゃいいながあ食べるのを見てると異性と感じられないかもね。でもアイデアを出し合いながらシナリオを書き上げる2人はいい感じに成って行きます。そしてシナリオ書き上げる時2人の変な同居生活は終わりを告げる。ラストのチュ二の表情を見るだけでも必見です。
シンプルで暖かくほのぼのとさせてくれるいい映画です。
トンマッコルへようこそ(Welcome to Dongmakgol) [韓国映画]
評価できません。ハングル分からなかったので。
先週末デグへ行った時、昼間の暑さで映画館で涼んだ際、ハングルは分からんけどコメディなら場の感じでわかるかなと思って選んだ作品。でも言葉が分からないなりに楽しめました。主演の女優がなかなかいい感じ出てましたね。
内容は、朝鮮戦争末期、米軍の輸送機を操縦していたスミスは、エンジントラブルで韓国の山中に不時着する。ヨイルはそれを目撃しそれを村に伝え行く際に、敗走し人民軍の3人を村につれてくる。そして韓国軍から離脱し遭難している2人も村にたどり着く。そして村長の家の前で韓国軍、人民軍、米軍の6人が鉢合わせし、にらみ合いが続く。しかしそのトンマッコル村は文明から隔離されていた村で彼らの持っている武器は村民には理解できずただ驚くばかり。しかしある事でその緊張も解け、最初はなじめなかった村の暮らしにも軍服を脱ぎこの村での彼らの暮らしが始まる。しかし連合軍はスミスが敵機に撃墜されたと思い。スミス救出作戦が決行されトンマッコル村にその陰が近づいてきた。そして彼らは村を救うために決死の覚悟で連合軍に戦いを挑む。
緩い笑いの中ちょっとウルウル出来てヨイルのボケさかげんがなかなか良かったので、日本で公開された際にはもう一度見たいと思いました。